- 右岸・左岸
- 谷の上流から下流に向かって右側が右岸、左側が左岸。山を登っている時は左右が逆になる。
- 浮石
- 地面に固定されていない、不安定な状態で重なっている岩や石のこと。足を置いて転倒や落石の原因にもなりかねないので、注意が必要。
- ウルトラライト
- 極限まで重量を軽くした超軽量装備。UL。できるだけシンプルな装備で自然のなかを歩くために、アメリカのレイ・ジャーディンが提唱した究極のハイキングスタイルをULハイキングという。長時間にわたる山行では衣食住のすべてを持ち歩かなければならず、装備の軽量化は、スピードと安全という意味でも重要なポイント。最近ではバックパックやテントなど、素材の進化などにより、超軽量化を追及したさまざまなアイテムがある。
- 雲海
- 高所から眺めた時に、山腹から下が一面の雲で覆われて、大海原が広がっているかのように見える状態。
- エクセロフト®
- 汗や湿気に濡れやすい行動時にかさ高さを損なわず、高いパフォーマンスを発揮する化学繊維綿です。不規則な形状に縮れさせた8デニールの中空ポリエステル繊維の間に超極細0.7デニールのポリエステル繊維をくぐらせることで、抜群の保温性とロフト(かさ高さ)復元力を実現。速乾性に優れ、行動時にかいた汗や湿気で濡れた状態でも保温力を持続させます。「エクセロフト®」はモンベルのオリジナル製品です。
- エスケープルート
- 登山中に怪我をしたり、体調を崩したり、悪天候に見舞われるなどして、下山しなくてはいけなくなったときに、ルートの途中から下りるルート。
- 海老の尻尾
- 強風によって氷や雪が木や岩などに付着しているもの。これが海老の尻尾のような形に見えるため。冬の稜線などで見られる。
- エマージェンシーシート
- 保温効果の高いビニールシートにアルミ素材を加工したビバーグ用の軽量シート。緊急時の防寒対策として、くるまったりして使う。
- オーガニックコットン
- オーガニック・コットンは、オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2 ~ 3 年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことです。オーガニック・コットンは、紡績、織布、ニット、染色加工、縫製などの製造工程を経て最終製品となりますが、この全製造工程を通じて、オーガニック原料のトレーサビリティーと 含有率がしっかりと確保され、化学薬品の使用による健康や環境的負荷を最小限に抑え、労働の安全や児童労働など社会的規範を守って製造したものを、オーガニック・コットン製品といいます。
- 尾根
- ピークからふもとへとのびる谷と谷を隔てている山の地形。山々が連なっている山脈や連峰で、山の頂から頂へと続く高みのこと。稜線。
- スーパーハイドロブリーズ®
- ブリーズドライテック™などで培ったノウハウをもとに開発した防水透湿素材です。一般的な多孔質ポリウレタン防水素材の特徴である、防水性を高めると蒸気透湿性が低下するという問題を非常に高いレベルで解決。雨の粒子を防ぎながら、汗などの水蒸気は楽に放出させるという特性を持ちます。その性能は3レイヤー地で、耐水圧20,000mm(洗濯20回後でも15,000mmを維持)、透湿性15,000g/平方メートル・24hrs(JISL-1099B-1法)という、従来を25%上回る高い防湿性能を実現しました。さらに、超耐久撥水性(洗濯20~30回)も備えています。「スーパーハイドロブリーズ®」はモンベルのオリジナル製品です。
- お花摘み
- 女性が山で用を足すときに使う隠語。男性の場合は雉撃ち(きじうち)という。
- トレイルラン
- 山道を歩かないで走る登山形態。トレランと略すこともある。日本各地で大会も行われている。
- お花畑
- 高山植物などの目立つ花が、集まって育成している平坦部や緩斜面。
- DWR耐久撥水加工
- 防水性能や透湿性能を維持するために表面生地に施される、特別な仕上げ加工です。ソフトシェルジャケットやハードシェルジャケット、パンツなどに施されています。耐久撥水加工は永続的な特性ではなく、着用や洗濯を繰り返すうちに剥がれてきます。耐久撥水加工が施されたウェアを常にベストな状態に維持するためには、よくお手入れをするが必要です。
- GORE-TEX®アクティブシェル
- より軽く薄いゴアテックス®メンブレンと、軽量な高機能生地を組み合わせたシェル。専有ラミネート技術により、裏生地を直接ゴアテックス®メンブレンに一体化させた3層構造です。極めて高い透湿性を実現し、ウェア内側のベタつきを軽減します。トレイルランニングなど、激しい有酸素運動や短時間の活動に最適です。
- ペグ
- テントやタープなどを張るために、ロープや本体を地面に固定する杭。プラスチック製のものや金属製のものなど、用途によって大きさや形状に種類がある。
- ベースレイヤー
- 直接肌に触れるアンダーウエアのこと。登山する際は保温性があり、かつ汗を吸って、素早く乾く素材のものが適している。
- ベンチレーション
- 運動性を妨げず、行動中にストレスなく操作可能なポジションに配置したベンチレーションを全てのモデルに装備しました。GORE-TEX®をはじめとする高透湿素材を用いても、ハードなハイクアップ時や、外気温度が高く衣服内との水蒸気圧の差異が生じにくい場合などは発汗による蒸気を十分にコントロールする事は困難です。積極的に蒸気を排出する事により衣服内環境を常に一定に保ち体温低下やそれに伴う体力低下を防ぐ為にもベンチレーションは不可欠です。
- 防水性
- 生地の表面で水をはじく撥水性とは異なり、外部からの水分をシャットアウトする性能のことを言い、表地から水圧を加えて水が裏地に染み出した時点での高さを測定する「耐水圧(mm)]で表します。
- GORE-TEX® パックライトシェル
- 耐久防水性、透湿性、防風性を兼ね備え、軽量で携帯性を重視したコンパクトなシェル。 極めて高い耐久防水性、最高レベルの透湿性、携帯性を重視した軽量、コンパクト素材、寒風による熱損失を防ぐ防水性を合わせもっている。
- ポケッタブル
- 未使用時には折り畳んで、本体のポケットに収納。コンパクトに携帯可能です。
- 歩荷(ぼっか)
- 山小屋などに、食料や装備などの荷物を背負い運ぶこと。またそれを職業にする人のこと。
- 静電ケア設計
- 静電気の発生を抑える静電ケア設計。導電糸の採用により不快な静電気の発生を抑止。
- 設営
- テントを張ること。たたんで回収することは、撤収という。
- ポーラテック®サーマルプロ
- ポーラテックの保温素材の中で、最も進んだ技術が採用されています。パフォーマンス強化のために独特の質感にしさまざまなアウトドアスポーツにフィットします。
- ポーラテック®サーマルプロ光電子
- 【ポーラテック®サーマルプロ 光電子】生地の両面に毛足の長いハイロフトの起毛。最高の保温性を発揮。光電子®ファイバーに含まれる特殊セラミックスの遠赤外線効果による優れた保温性。
- 雪渓(せっけい)
- 冬の間、山に降った雪が谷に集まり、春や夏になっても残っている場所。稜線上などに残っている場合は、雪田という。
- 光電子®プリマロフト®
- 超軽量の中綿素材「プリマロフト®」と光電子®ファイバーを組み合わせた高機能な中綿です。柔らかくしなやかでふんわりとした感じがあり、とても軽いのが特長。撥水性に優れているので濡れても水をはじき、保温性を損なうことがありません。登山やウォーキングをはじめ、活動的なスポーツで汗をかいても、保温性はそのままにドライで快適なウェア内環境を提供します。
- 光電子PRO DOWN
- 高品質のダウンに遠赤外線効果のある光電子®をミックス。快適な保温性が持続する。撥水加工を施し、濡れても保温性が低下しない。
- ポーラテック®パワーシールド™
- 防風性に優れながらも高い透湿性を兼ね備えた新しいレベルの快適性を持ったSOFT SHELL素材です。バックカントリー、トレッキング等の動きが多い時にも、快適性を維持するために頻繁にレイヤリングを調整する必要がありません。表には耐久性に優れたストレッチナイロン素材に、多少の雨や雪にも対応可能な撥水加工が施され、裏には100マイクロフリースがボンディングされているので、ミドラーを必要とせずに、軽快に活動出来ます。
- モレーン
- 氷河により運ばれた岩石が氷河末端や氷河の横に堆積した地形。アルプスやヒマラヤなどの山岳氷河が発達した地域で見られる。日本では北海道の高山や、槍沢などで見られる。
- ポーラテック®パワーストレッチ™
- 優れた通気性と透湿性に4ウエイ・ストレッチの機動性を兼ね備えたファブリックです。外側表面は丈夫なナイロン製で防風性、耐摩耗性に優れ、内側表面は柔らかなポリエステル製でボディを暖かく快適に保ちます。
- 行動食
- 登山やトレイルランなどの行動中に栄養補給のために食べるもの。カロリーが高いもので、携帯しやすく、歩きながらでも食べやすいものが好まれる。
- コンパス
- 方位磁針のこと。コンパスの針は真北ではなく磁北を指す。
- GORE-TEX® パフォーマンスシェル
- 防水性と透湿性を両立させた、定番の高機能ウェア。水を通さず水蒸気を通す機能を持ち、常にウェア内を快適に保ちます。高い防風性もあります。
- GORE-TEX® ファブリクス
- 防水性と透湿性を兼ね備えたGORE-TEX®メンブレンに、機能性の高いさまざまな生地をラミネート(貼り合せ)したものがGORE-TEX®ファブリクス。 GORE-TEX®ファブリクスは、限定されたメーカーによって、ウェア、フットウェア、グローブ、アクセサリーなどの製品に加工されます。GORE-TEX®メンブレンには1平方センチあたり14億個もの微細な孔があります。この孔の大きさは水滴の約2万分の1なので水滴や風は外側から入ることはできません。一方、この微細な孔は水蒸気が通り抜けるには十分な大きさなので、汗の水蒸気を外に放出します。ですから、カラダを濡らさず、つねにドライで快適な環境をつくることが可能なのです。※GORE-TEX®は、W.L.Gore & Associatesの商標です。
- GORE-TEX®プロ
- 寒な状況では空気中の飽和水蒸気圧が下がる。そのため汗の水分は透過しにくくなり、ウェア内に残って結露するという問題があった。それを解消するために、透湿量を格段にアップ。高い透湿性を実現しただけでなく、防水性、防風性、耐久性に優れる新しいゴアテックス®プロが、パフォーマンスをサポートする。
- ポーラテック®パワードライ™
- 暖かいのに、ムレにくいのが特徴。グリッド構造による高い通気性で、汗ムレを防ぎます。繊維の微起毛が空気の断熱層をつくり、保温性に優れます。4WAYストレッチで激しい動きにも追従します。
- H2Noパフォーマンス・スタンダード・シェル
- 【2層構造】完全防水性、防風性、透湿性を備えています。耐久性を高めながら体からの水分を吸湿発散し、肌触りも快適なメッシュやハンギング・ライナーを内側に使用しています。【2.5層構造】防水性、防風性、透湿性を備え、とてもコンパクトに収納できます。撥水性のあるシェル素材に防水性バリヤーを施し、内側には3層構造の製品に採用しているスクリムの代わりに起伏したパターンを使用しているので、防水性バリヤーを摩耗から守りながら重量を削減し、圧縮性が向上します。【3層構造】撥水性のあるシェル素材と防水性バリヤー、スクリム素材の裏地という画期的な組み合わせを使用しています。完全防水性、防風性、透湿性を備え、耐久性にも非常に優れています。
- 乗越(のっこし)
- 尾根を乗り越えるところ。道がある(あった)場合は峠と呼び、乗越は道の有無は問わない。
- 〇合目
- 登山口から山頂までの道のりを10で分割したときの区切り。わかりやすい目印を「〇合目」としていることもあり、均等に分割されていない場合もある。
- コットン
- コットン(綿)は、衣料素材としての歴史も古く、天然素材の中で最も多く使用されています。綿の繊維は、白く開いた花のように見えることから綿花と呼ばれますが、正確には種子に生える種子毛で、心地よい肌ざわりが一番の特徴です。 細くてしなやかな長繊維から、太く弾力性に富んだ短繊維まで種類が豊富です。
- 雪庇(せっぴ)
- 稜線上に強風によってできる雪の張り出し。
- コッヘル
- 携帯用の小型調理器具。語源はドイツ語で「コッフェル」。「コッヒェル」ともいう。円筒形で、側面に沿うように折りたたむ取っ手が付いている場合が多い。
- コル
- ピークとピークを結ぶ稜線上で最も標高が低くなっている場所。「鞍部」ともいう。
- オーバーハング
- 垂直以上の傾きがあるような岩壁のこと。
- モルゲンロート
- 山々が朝の陽光で赤く染まること。逆に夕日に染まることをアーベントロートという。
- 双耳峰(そうじほう)
- 顕著な頂上を2つもった山のこと。
- オムニウィック
- 多くの複数繊維接点により、繊維間に毛細管現象が発生。優れた吸水効果と蒸発散効果を発揮し、常にサラっと快適な着用感をキープします。