- ハーネス
- クライミングの時などに使う安全ベルトのこと。バックパックを体にフィットさせて固定するために、ショルダーストラップから出ている着脱ベルトや腰ベルト部分のことも「ショルダーハーネス」「ウエストハーネス」という。
- パノラマ
- さえぎるもののない広大な眺め。
- バリエーションルート
- 整備された一般登山道以外のルート。通常は一般道より困難で。クライミングや沢登りなどの対象となる。
- バリスティック®
- 強度と軽量性を兼ね備えたシェル素材が、モンベルオリジナルのバリスティック®ナイロンです。 この繊維は、紡糸の段階でナイロン糸に延伸加工を施し強度を持たせた物で、織物にした段階で従来のナイロンと比べて同重量であれば約2倍の引き裂き強度を実現しています。「バリスティック®」はモンベルのオリジナル製品です。
- ピーク
- 山頂、または山の尖っている部分のこと。山頂を目指すことの目的が強い登山を「ピークハント」という場合もある。
- ピークハント
- 山頂を登ることを目的とした登山のこと。登頂を優先する登山者をピークハンターと呼ぶ。
- 膝が笑う
- 下り坂が長く続いたときに、足の筋肉が疲労して力が入らなくなる状態。膝がガクガクすること。長時間、膝が笑う状態を続けると、膝の関節を痛めることがある。
- 非常食
- 遭難などの非常事態に備えて携帯しておく食料。軽量.高カロリーでそのまま食べれるものが望ましい。
- ピストン
- 登山口と下山口など、起点となる場所から同じルートで山頂を往復すること。
- 非対称山稜(ひたいしょうさんりょう)
- 一方が急な斜面で、反対側が緩やかな斜面になっている山の稜線。
- ピッケル
- 雪山や氷河などを登高する際に使用する、つるはしのような杖。氷雪の斜面の歩行のための手がかりやステップを刻んだり、滑落を防ぐ支点となったりする。
- 二重山稜(にじゅうさんりょう)
- 2つの稜線がほぼ並行している地形。山地の隆起や残雪による崩壊などが原因といわれる。
- 2層構造
- GORE-TEX® メンブレンなどの素材を表生地のみにラミネート(貼り合わせ)したもので、メンブレンを保護するために裏地付きで使われます。おもなアイテムとしては、メッシュ素材などをダウンや中綿などとの組み合わせで保温性重視のジャケットやパンツにも使われます。
- ニッカボッカ
- 昭和の頃に流行した膝丈の登山用の七分丈ズボンのこと。膝下までのニッカボッカ用の長い靴下(ニッカーホース)を合わせる。もともとは、ヨーロッパのスタイルである。
- 日本アルプス
- 「日本の屋根」として知られる飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈が、それぞれ北アルプス、中央アルプス、南アルプスと呼ばれている。明治政府が招聘したイギリス人のウィリアム・ガウランドが、この高山帯をヨーロッパアルプスに匹敵するとして「Japanese Alps」と命名した。
- ネオプレン
- ネオプレンは合成ゴムの一種で、伸縮性・防水性に優れ、さらに高い保温性も併せ持ちます。張り合わせる表地や裏地により、用途に応じたさまざまな特徴を出せる汎用性の高い素材です。
- 地形図
- 国土地理院発行の2万5000分の1または5万分の1の地形図のこと。ガイドマップのようにコースタイムの記載はないが、等高線などからの地形を読むのに適している。
- 池塘(ちとう)
- 高層湿原にある小さな池。なんらかの理由によって、湿原のなかに植物が生育できない場所が生まれ、そこが湿原の発達から取り残されてできる。数多くの水生生物が成育している。
- 通気性
- 透湿性とは違い、ウエア内の空気(運動により過剰に発生した熱気)を放出する性能のことを言い、防水透湿素材に適度な通気性を付与することで、生地自体が換気機能を持ち、体温の上昇を押さえウエア内の蒸れを解消します。
- ツエルト
- 登山用の小型軽量テントのこと。一時的に雨風をしのぐためにかぶったり、木の間やトレッキングポールを使って張ることができる。小さくて携帯しやすいので、一般的には万が一の不時露営(ビバーク)の際に有効。
- つづら折り
- 山腹の急斜面をジグザグにたどる坂道。
- 吊尾根(つりおね)
- 近接したふたつの頂上を結ぶ稜線が、吊り橋を架けたように弧を描くところ。鹿島槍ヶ岳の南峰と北峰を結ぶ尾根など。
- 出合(であい)
- 2つの沢が合流するところ。また、登山道から目的の沢に入る地点のこと。
- 停滞
- 悪天候などのために行動できず、その場(山小屋やキャンプ地)にとどまること。沈殿ともいう。
- 低体温症
- 体が作る熱エネルギーよりも、水温や気温によって奪われる熱が大きくなって、体温が下がり続けてしまうこと。唇が紫色になったり、震えが止まらないなどの症状が出る。ひどい場合は動けなくなり、命にもかかわる。
- ディパック
- 日帰りハイキングに使うような小型のザックのこと。
- デポ
- 装備や食料の入った荷物をいったん置いていくこと。また、長期にわたる冬山登山などのために、シーズン前に荷物だけをルート上の非難小屋などにあらかじめ置いていくこと。
- デブリ
- 雪崩などで落ちて積もった雪の塊。
- SUMMITシリーズ
- ハードコアなアルパインクライミングへの挑戦を最高レベルのテクノロジー&レイヤリングでサポート。残雪の山や高所へのアタックを続けるクライマーをサポートする頂上アイテム群です。世界中のトップアスリートからのフィードバックと、人間の身体や自然環境を徹底的に分析した集めた数々のデータ。ここから生まれた最先端のテクノロジー&レイヤリングシステムを高機能モデルとして提案します。SUMMITシリーズはTHE NORTH FACEのオリジナル製品です。
- ザレ
- 粒の細かい砂礫(粒径2mm以上の小石)地。
- 砂礫(されき)
- 礫は半径2mm以上の小石。それより小さいものが砂。
- 三角点
- 三角測量を実施したときに、地表に置かれた基準点のこと。標石と呼ばれる石柱が埋め込まれている。見晴らしの良い場所に設置されていることが多く、山頂に設置されていることが多い。
- 山行計画(さんこうけいかく)
- 登山をする際に、いつ、誰と、どこの山へ、何を持って、どのように登るかを同行者と共有し、シュミレーションすること。
- 山座同定(さんざどうてうい)
- 実際の風景や写真を見ながら、山の名前を確定すること。
- 残雪期
- 登山のシーズンのひとつ。日本の高山の一年は残雪期.無雪期.冬季(厳冬期)に分けられる。
- 3層構造
- GORE-TEX® メンブレンなどの素材を表生地と裏生地の間にサンドイッチ状にラミネート(貼り合わせ)した一枚地のファブリクスです。おもなアイテムとしてはレインスーツ、アルパインジャケット・パンツなどがあります。摩耗や引き裂きに強い、耐久性のある製品が多くつくられています。
- 三点確保
- 岩場やはしごなどを登るときに、両手両足の4点のうち3ヶ所は固定し、残った1ヶ所だけを動かすことを繰り返して体を安定させながら登ること。三点支持ともいう。
- ジオライン®
- モンベルがアンダーウエアのために糸一本から独自開発した高性能素材です。遠赤効果により体を芯から温めながら、極細繊維で作る独自の構造に繊維間に空気を豊富に蓄えることで暖かさを持続。においの元を絶つ制菌・防臭効果や伸縮性、吸水速乾性にも大変優れ、快適な着心地を実現しています。 生地の親水加工により、体から出た汗を素早く吸い上げ、生地全体に拡散・乾燥させます。汗濡れによるべたつきを無くし、サラサラとした着心地が持続します。ジオライン®は、繊維内の汗が体の熱を奪う一般的なアンダーウエアとは異なり、吸水した水分を瞬時に拡散させて暖かさを保つため、汗冷えから体を守り、快適さを保ちます。 繊維に練り込んだ銀イオンがにおいの元となるバクテリアを時間とともに減少させます。バクテリアそのものの減少にはつながらない「抗菌防臭」とは異なり、さらに高い防臭効果を発揮し、半永久的に効果が持続します。 縮れを持たせたフィラメント(長繊維)を伸縮性のある繊維で包みこんだストレッチスパン糸を採用。驚きの伸縮性を実現しています。生地の縫い合わせ部分の糸にカーボン繊維を用い、常に自然放電させて静電気による不快感を軽減させます。「ジオライン®」はモンベルのオリジナル製品です。
- 指導標
- 分岐点などに立てられる、方向・距離などを示す標識。道標ともいう。
- シェラカップ
- お湯を沸かしたり、お茶を飲むための容器。取っ手が付いていて、口が底よりも広くなった形をしている。
- シェル
- アウターウェアとほぼ同義。伸縮性のあるソフトシェル、伸縮性のないハードシェルなどがある。
- 止水ファスナー
- 新開発のビスロン型止水ジッパーはフラップを必要としない軽量設計を可能にするだけでなく、従来のコイル型止水ファスナーに比べ摺動抵抗が一定な為、行動時の操作感がスムーズです。新たに開発された日本製のエレメント(務歯)は一つ一つテープに穴開して装着されている為、引抜き強度や滑りに対する強度が高く過酷な環境下での使用を想定しています。また、万一の破損時にエレメント単位でのリペアが可能なところもビスロンジッパーのメリットです。耐水性能は噛み合わせを重ねる技術によりこれまでのコイルタイプの止水ジッパーと同等以上です。また全てのスライダーの裏側には冷感防止加工が施されています。
- 観天望気(かんてんぼうき)
- 雲の形や風、空模様などの自然現象や生物の行動の様子を見て天気を予想すること。
- ガレ場
- 崩落や堆積などで、石がゴロゴロと転がっている場所。乗ると崩れたり、傾く浮石などがあり、不安定な足場になっているので、通過には注意が必要。
- 灌木(かんぼく)
- 喬木(きょうぼく、高木のこと)に対していう低木。人間の背丈以下くらいの樹林。
- 岩稜(がんりょう)
- 急峻な岩尾根のこと。
- キジうち
- 山での排泄行為を指す隠語。女性の場合は「お花摘み」ともいう。「大キジ」「小キジ」「キジ場」「キジ紙」など派生語が多い。
- キックステップ
- 雪の斜面を歩く時に、雪に足を蹴りこむこと。
- 機能性タイツ
- 段階的な着圧によって血流を促したり、関節や筋肉をサポートするタイツで、用途によって使い分ける。運動後の疲労回復を促すために作られているものもある。
- 吸湿
- 水分や湿気を吸い取ること。インナーなどの機能によくみられる。